第11期初心者講習
11期講習は、フレームレート、シャッター開角度、シャッタースピード、レンズの仕組み、Fナンバー、色の仕組み、色温度、ホワイトバランス等の撮影で必要な基礎知識を学びました。
次回は、脚本や構成、カット割り、映像表現理論等についての座学になります。
5月からは、NPO法人を対象にした映像制作 出張講座と、クライアント様に向けてのPR映像を制作する為の、企業向けのワークショップも始まります。
出張講習も行いますので、是非 お気軽にご連絡下さい。
4月2012
11期講習は、フレームレート、シャッター開角度、シャッタースピード、レンズの仕組み、Fナンバー、色の仕組み、色温度、ホワイトバランス等の撮影で必要な基礎知識を学びました。
次回は、脚本や構成、カット割り、映像表現理論等についての座学になります。
5月からは、NPO法人を対象にした映像制作 出張講座と、クライアント様に向けてのPR映像を制作する為の、企業向けのワークショップも始まります。
出張講習も行いますので、是非 お気軽にご連絡下さい。
校長の能勢です。
私が制作と撮影を行ったドキュメンタリー映画、「流(ながれ)」が、昨日発表の第53回 科学技術映像祭にて、文部科学大臣賞を受賞しました!
54の制作会社 研究機関より、61作品の応募がありまして、上位に入ることが出来ました。
制作期間11年。
神奈川県の愛川町に流れる川、中津川に生息する「カワラノギク」、そして「オオナガレトビケラ」を守る二人のおじいさんと、川の生き物達のドキュメンタリーです。
他の受賞作は内閣総理大臣賞にNHKの「知られざる放射能汚染 海からの警告」を筆頭に、NHK、桜映画社、毎日放送、岩波映像と、大手の会社の作品ばかりでした。
その中でM監督との二人三脚で自主製作を行った作品の受賞で、個人での受賞はかなりハードルが高いものです。お陰さまで11年の年月をかけただけの甲斐がありました。
この作品、NHKでも放送されるそうですが、日取りは未定。
受賞作品の全国巡回上映があります。
日程は科学技術映像祭のHPに詳しく書いてあります。
http://ppd.jsf.or.jp/filmfest
内閣総理大臣賞 自然 暮らし部門 「NHKスペシャル 知られざる放射能汚染」NHK
文部科学大臣賞 自然 暮らし部門「流 ながれ」 能勢広. 村上浩康
文部科学大臣賞 研究開発部門「サイエンスフロンティア 脅威の再生力に挑む」(株)ライフムービー
文部科学大臣賞 科学技術教養部門「風を集めて」(株)RKB 毎日放送
他部門優秀賞6作品 特別奨励賞1作品
なお東京での上映は、4月19日(木)午後1時より、科学技術館サイエンスホールにて行われます。作品の視聴時間は85分となります。
それから、物語が展開する地元の神奈川県愛川町でも上映会があります。
2012年5月6日(日)
愛川町文化会館ホール(愛川町役場裏)にて
(入場無料)
開場 12:30
上映 ①13:00(14:30より舞台挨拶)
②15:00(終了16:30)
宜しければ2つの上映会にて、ぜひ見て頂ければ幸いです。
第10期初心者講習は、二人のシニアの生徒さんが来られています。
説明会の時に、ドラマ撮影はあまり行わないとの事だったので、お二人のニーズに合わせたカリキュラムに変更させて頂きました。
1回目の講習は、カメラで撮影を行うときに意識する事柄を座学にて説明し、2回目の今回の講習は、実際にカメラを持って撮影を行い、その際に気をつける事柄や、画角、構図、カメラアングル、その他 撮影に際しての注意点などを実地撮影を通して説明していきました。
丁度 この日は桜が満開であったので、桜などのお花を主に撮影実習を行いました。
次回も実際に1日中 撮影を行い、ジュースを飲んだり、たこ焼きを食べながら楽しみながらの講習を行いたいと思います。
写真は地面に咲いているハナニラの撮影風景です。地面付近に咲いたハナニラと桜の花を一緒に写したいので、鏡を使い 反射を利用してあおって撮影を行っています。
前回 撮影した素材を、編集ソフトのファイナルカットを使用して尺2分のドラマを編集してみます。
今回、1人の生徒さんはご自身のパソコンを持参して、編集作業を行いました。
当校で使用しているファイナルカットはバージョンが7なのですが、生徒さんの持参したソフトはファイナルカットのバージョンが10というもので、2つの編集ソフトの仕組みの違いに驚きました。
バージョン7と10とで、何とか編集を行い、最期に上映して撮影技術の破綻しているところや、編集点の繋がりが上手くいっていない部分を検証して、今後の課題や注意点の説明を行いました。
今回の講習は、撮影についてざっと概要をお伝えした様な感じであり、今後は講習で伝えた事柄を自主練習にて行って頂き、ご自身のお仕事や趣味の領域で役立てて頂ければ幸いです。
今回で全6回の初心者講習は終わりとなりますが、今後も気軽にお越し頂いたり、何か困ったことがありましたら相談のご連絡を頂ければと思います。
短い間でしたが、お二人とも本当にありがとうございました。
3月31日は撮影実習の予定でしたが、もの凄い嵐に見舞われ 翌4月1日に延期としました。
この日は、前日の天気とはうって変わって、暖かい日差しのなかで撮影を行うことが出来ました。
実習当日は、まず手持ち撮影の基本を1時間程説明し、それから尺2分ほどのショートドラマの撮影を行いました。
A4版の紙1枚の脚本を読み込んで、実際にキャストさんを脚本通りに動かして 動線の見極めを行います。
実際に人物を動かすことで脚本上では分からなかったり、見えなかった部分が見えてきます。
方向性の一致、目線の一致、位置の一致、イマジナリーライン、マスターショット、モンタージュ、いつ、どこで、誰が、何をして、どうなったかの5W1Hの約束、等の編集点を考えて、カメラの場所、アングルを決めていきます。
また、芝居上のどこを、客観視で見せるか?心象表現を見せるか?、光は純光や逆光か?、カメラの高さは?背景はどうするか?手持ち撮影か三脚使用か?被写界深度(ピントの合う範囲)をどう設定するか?等も考えてきます。
A4版の脚本を撮影するのに、一人1時間をかけて撮影を行っていきます。
尺2分のものを完璧に作れなければ、それ以上の尺の作品は絶対に作れません。また、今回の実習はドラマ撮影でありますが、ドキュメンタリー撮影でも、編集点を考えた撮影を行わないと編集作業においてカットが繋がっていきませんので、ドラマ、ドキュメンタリー共に、今回 実習で行ったことは大切な事柄であります。
次回は、撮影素材を元に編集を行い、撮影時で注意しなければならない事を検証する 映像クリニックです。
最期の講習 思い残すことが無いように、頑張りたいと思います。
下の写真は生徒さんが持参したキャメラバランスシステムです。この装置の使い方の説明も行いました。