6月頃まで、しばらく休校いたします。

現在、何本かの複数のドキュメンタリー映画の撮影にて、週末のほとんどがロケに出ており関東地方に不在でして、アカデミーの講習を開講することが難しい状況となっています。

季節ものの撮影が多く、2月、3月、4月、5月は大忙しで、6月頃から少しづつ落ち着いてくると思います。

6月から7月にかけて、講習の方を再開出来るかと思いますので、何卒宜しくお願い頂ければ幸いです。

写真は、今 行っている記録映画の撮影の様子です。

初心者講習 撮影実習

初心者講習の実技として、横浜の夜景撮影に行って参りました。

午後3時に最寄り駅に集合して、日暮れ前に みなとみらい地区の夜景ポイントを下見、4時半過ぎにまずは全体の風景が見える場所に移動して、薄暮のうっすらと空にブルーが残っている夜景を撮影。

薄暮の時間帯と、日がどっぷりと暮れた時間帯とでは、夜景の写る具合も違ってくるので、どちらが綺麗に夜景を写すことが出来るのかの比較検討も兼ねて、夜7時までみなとみらい地区の夜景撮影を行いました。

生徒さんのカメラは民政機のハンディカム、マニュアルでの撮影にも各種調整機能も豊富ではないので、カメラに備わっている機能をどう生かしていくかも試していきました。

ナイトショットの使い方、イルミネーションの色を自分の好みに合わせる為のホワイトバランスの合わせ方、カメラの構え方や動かし方、歩いて撮影する際のコツ、構図の作り方等 この日はかなり冷え込みましたが、その寒さを吹っ飛ぶくらいの熱い講習となりました。

次回は1月後半に、今回撮影した素材を使い編集講習と最後のまとめを行う予定です。

休日 初心者講習

現在 日曜日に初心者ビデオ講習をおこなっております。

今回の講習に参加されている生徒さんは、ミュージッククリップの作品を作ってみようという生徒さんです。

お仕事の合間に趣味としての、ビデオ制作をご希望でありまして、民政機のビデオカメラを使用してビデオ撮影についてや、撮影の基礎を学ばれております。

いかに撮るという事や、作品を作るということが楽しいことなのかを、映像についての見聞を広めて頂き、発見していくなかで、楽しく講習が進められていくことを今回の講習の課題としています。

一人で趣味を始めようとするのは、とても不安に感じることかと思います。

その不安を払拭出来るような講習を進めていけるように、誠心誠意 努めさせて頂ければと思います。

実習は年末の横浜の夜景撮影を予定していますので、次回 ご報告出来れば幸いです。

平日 ビデオ撮影講習

平日に行われていたビデオ撮影講習が終了しました。

今回の講習はパナソニックのスチールカメラでの動画講習でした。

講習内容ですが、まず、パナソニックのカメラのlogの機能について説明し、関連項目として、フィルムのガンマ特性、IREについて、ゼブラ機能の説明、シャッタースピード、Fナンバーや感度についての説明を行いました。

その次は、実技講習の始めとして、ビデオカメラとスチールカメラ双方のオペレーションの仕方と双方の得意、不得意とする部分の講習、三脚の設置とヘッドの使い方、実際の操作方法や手持ち撮影の方法や撮影のコツ等

また、人物撮影の講習では、フォロー、パンニング、走る人物を手持ちで追いかける練習等を行いました。

今回の講習は生徒さんの知りたい内容を、当校と生徒さん双方でどれくらいの講習時間が必要かを相談し、カリキュラムと講習時間を決めていきました。今回はその様な形で、講習時間は総計で12時間として、2日間で講習を終わらせました。

既存の講習カリキュラムで行って、決まった日程での講習以外に、今回のように生徒さんのニーズに合わせてカリキュラムを組むことも出来ますので、お気軽にご相談下さればと思います。

校長の撮影ジャンル 

今日は授業レポートではなく、校長の私 能勢が普段どのような撮影をしているのか少し記したいと思います。

私は91年に、映画カメラを取り扱うレンタル機材屋さんにて働き始め、その後 記録映画やアイマックス等の大型映像の撮影助手として映画撮影に従事してきました。

撮影ジャンルは、劇映画、CM、ライブ、企業PR、料理、お祭り、自然系、科学映画と200作品程の色々な撮影の助手を行って、2001年頃からカメラマンとして映画やTV等の撮影を行い、現在までに撮影本数は約180作品程になります。

中でも、35ミリのフィルム撮影、微速度撮影やハイスピード撮影、マクロ撮影、3D撮影、手持ちで撮影する動きのあるENG撮影等の特殊撮影を得意分野として活動しておりまして、このアカデミーにおいてもその技術的な部分においては、授業にフィードバックしています。

当校の講習は、初心者ビデオ講習と、ビデオ撮影経験者のスキルアップ講習をメインとしています。これは、私が91年の機材屋さんに行った時に映像系の学校にはいかず、全て の映像の知識は働きながら覚えていったために、映像のことが良く分からない方の悩みや、気持ちが何となく分かるということと、カメラマンになってからも恩師に恵まれた事で、カメラマンとしての技術や哲学的な部分を、先輩達から学ぶことが出来たという点があり、技術は独学で学ぶことには限界があり、人から教えられたり、気付かせられたりして学ぶ事が出来るという観点から、当校は初心者講習と経験者のスキルアップ講習を行っています。
撮影の仕事が無い時は、学校や大学で講師として活動しており、講習を入れられない月はロケに行っており、ロケから帰ってくると講習を入れているという具合で当校の講習を進めています。

撮影や映像を作る事はとても楽しく、充実した時間だと思います。その楽しさを多くの人に知ってもらいたい、

当校は現役のカメラマンが、映像を作る楽しさや、本物の技術を教えている学校と言っても過言ではありません。

規模は小さいながらも、大手の映像系の教育機関よりも学びやすく 、充実度は日本一の学校と思っています。

撮影を楽しみたい方、本格的な撮影技術を習得したい方は、是非  お問い合わせ頂ければ幸いです。

撮影実習

先日 平日の初心者講習の屋外での撮影実習を終えました。

今回の生徒さんは、お二人ともデジタル一眼での動画講習でした。

シヤッタースピードやホワイトバランス等の基本的なカメラ設定の詳細から、人物撮影の際の技術的なポイントや照明についての講習等 を行いました。

歩いてくる人物を構図を崩さないようにフォローする練習、前から歩いてくる人物を撮影する際に被写界深度をやや深めにして、ピントがボケないようにするフォーカスを送る練習、パンニング、チルティング、椅子から立ち上がる人物を頭を切らさずにフォローする練習、ジブ(ミニクレーン)の取扱い方等、朝10時〜午後5時まで6時間 みっちり講習を行いました。
次回 初心者講習は9月上旬に開講予定です。
お気軽にお問い合わせ下さい。

平日 初心者講習

現在 平日にて初心者講習を行っています。

今回の講習は、撮影表現について7時間、カメラの基本知識&基本操作7時間、照明基礎5時間、撮影技法演習7時間の合計26時間講習を4日間で終わらせるカリキュラムになっておりまして、講習で使用するカメラは生徒さんのお持ちのデジタル一眼レフカメラです。

7月、8月は校長の私が土日にロケ等の撮影案件が入っており、週末において講習が開けないため、平日講習をご希望の生徒さんへの対応となっています。

8月と9月も土日開催が少々難しくなりそうな感じですが、今回のような平日での個別講習は可能ですので、お問い合わせ頂ければ幸いです。(マンツーマン講習も対応いたします)

ちなみに、写真は照明についての実技を行っているもので、照明の基礎知識をもとより、光の特性、ライトバランス、適性露出のとりかた、露出計の使い方、実撮影においての照明技法演習等を行っています。なお、照明講習は初心者講習のカリキュラムに入っておりませんので、ご希望の方はご相談頂ければと思います。

平日 講習

先日 平日にて、 カメラの使い方と、照明の基礎のみの技術講習を行いました。

スチルカメラの動画機能の習熟と、インタビュー撮影時の照明と静物撮影時の照明についての実技を行い、総講習時間は12時間程でまとめました。

スチルカメラの講習では、シャッタースピードとシャッター開角度、フレームレート、Fナンバー、非写界深度、レンズの特性、色温度、ホワイトバランス、等の事柄と、カメラ内部の機能的な説明、三脚について。

照明では、逆二乗の法則、ライトバランス、光の特性、明かりの種類、色温度、露出計の使い方とTTLの関係等についての座学と、実際にお菓子を撮影する際の照明、それとインタビュー撮影の際の光の当て方や、音の撮り方などを実技にて学びました。

講習中はお昼の時間も30分ほど、食べたらすぐ講習という形で、12時間という短い時間内で撮影の基礎、照明の基礎を学んでいきました。
受講される方によって、理解度は違ってきますが、大体 12時間くらいで、機材の使い方と照明の基礎は覚えられると思いますので、撮影技術で悩まれている方はお気軽に問い合わせて頂ければと思います。

初心者講習 撮影実技

先日は桜が満開な中 近所の緑道に行って、実技撮影を行いました。

三脚にカメラを載せて、ホワイトバランス調整等の撮影前の準備から始まり、三脚ヘッドの使い方、パン棒の握り方、操作を行う際の身体の使い方や立ち方、ズームをする際の指の使い方等 まずは操作の練習を行いました。

ある程度の基本操作練習が終わると、安定した構図を作る練習に入ります。

なるべく黄金分割を意識して、構図を作り、次にズームやパンニングを行います。ズ−ムやパンニングをすると構図が動いて崩れていくので、画面の中の写っているものの相互のバランスを崩さないように安定した構図を作る練習等を行いました。
最後は非写界深度の調整や、FIX撮影の際にいくつかのサイズを撮っておく等の、編集を意識した撮影のコツを実技を通して学んでいきました。
次回最終6回目の講習は、今回 撮影した素材を短い短編映像として編集し、撮影技術の検証と手持ち撮影の練習を行う予定です。

ファイナルカットX 編集講習

「今回の編集コース」

現在、編集コースは基本的に11:00〜18:00(昼休憩が1時間)の6時間を4日間行う合計24時間の講習です。

編集アプリケーションは、Apple “Final Cut Pro X”(以下 FCP-X)を使い、生徒さんは自前のMacBook Proを持参される方が多いです。もちろん、MacBook Proをお持ちでなくても、当アカデミーには講習用Macを用意しているので身ひとつでも受講いただけます。

また、講習テキストに加え、講習専用のドラマ映像、画像、音源の素材を使って実際に編集作業しながら学びます。今回の生徒さんは、お仕事の関係で毎週金曜日の13:00〜19:00の日程希望をいただきました。

以前から独学で映像編集をされていたそうで、FCP-Xの基本操作はマスターされています。

それでも再生、逆再生、スロー再生、コマ送り、早送りを自在に操れる「J、K、L」のキーボード・コンビネーショインには、「知っているのと、知らないのとでは作業効率に大きく差が出ますね」とのこと。

まったく同感です。

さらに言うなら、キーボード上のすぐ上にある「I、O」も一緒に覚えると最強ですね。アプリケーションの使い方が分かってくれば、疑問点も出てきます。

たとえばFCP-Xは映像や画像、音源のデータベース・ソフトでもあるのですが、これら素材を読み込んだHDD(以下ハードディスク・ドライブ)がいっぱいになってしまったらどうするのか?

FCP-Xでは”イベント”をまるごと別のHDDに移動することで作業用HDDのスペースを空けます。後日素材を再使用したい時にもFCP-Xの検索機能ですぐに呼び出すことができます。

さらに編集作業が進むと、プロジェクト全体の尺を維持しつつ編集点を変えるトリムツールの使い分け方や、フレーム単位での編集点移動方法など、どんどん疑問点が出てきます。

疑問点は後回しにしないで、その都度解決しながら講習を続けます。

これが生徒さんの理解度に合わせたマンツーマン講習の良いところですね。

次回4日目(最終回)は”映像編集の考え方”として、生徒さんご自身が編集された映像作品を観ながら映像の構成や並べ方、編集点の見つけ方、場面転換などを講習する予定です。