初心者講習2回目
今回は、レンズの仕組み、Fナンバー、光の特性と性質、アスペクト比、波長、スペクトル、加法混色、減法混色、色温度、ホワイトバランスなどの、基礎の部分の講習を行いました。
上の写真は加法混色を実際に実験しているものです。マゼンタと、グリーンを混ぜ合わせると白色になることを実証しています。
小型業務機でも民政機でも、現在はフレームレートが変換出来たり、色温度を可変出来たりと、多くの調整が可能になってきました。
そのなかでユーザーは、それぞれのカメラで一体何が出来るのかを、ある程度把握しておかなければ、映像表現の幅が狭くなります。
映像表現の幅を広げるには、基礎部分の事柄の理解度が大きく影響してきます。
Fナンバーと何か、色とは何か、光とは何か、シャッターの仕組みはどうなっているのか、日頃 放っておきそうな事柄が実はもの凄く大切だったりします。
カメラのオート機能をフルに活用して撮影してもいいですが、やはりカメラを使う側からすれば、自分の思い通りに撮影して表現したいはずです。
当校では、そういった基礎の部分を大事にしたいので、初心者講習の2回目までは、カメラを取り扱う上での基礎の部分を講習で学んで頂いています。
次回3回目の講習は、イマジナリーライン、モンタージュ、カット割りの約束等、編集を意識した撮影方法や撮影表現技法の講習を行います。
カメラの基礎、撮影の基本をお知りになりたい方は、ぜひ当校 までお問い合わせ下さい。
当校で使用している16ミリ映写機です。
教材として使用している作品のほとんどが、自身が制作した作品なので、フィルム作品も時々あります。
講師自身が制作した作品を見ながら、注意点や撮影哲学、思想、制作への想いなど、映像からでは感じられない部分の説明などもしています。