ステップアップコース撮影実習

校長の能勢です。
ステップアップコースの撮影実習、今回は多摩川河川敷にて人物の動きを追う 練習を行いました。
劇映画等は、被写体の動きはある程度最初から決まっておりますが、ドキュメンタリー撮影における被写体となる人物の殆どが、撮影者が予測出来ないような突発的な動きをします。
遠くから歩いてくる、立ち止まる、振り返る、座る、立つ、何かを手に持つ、手の上の何かを見つめる等、カメラは何時もその動きを追わなければなりません。また移動を頻繁に行う人物や、移動距離の長い人物を追わなければならない時は、手持ち撮影によって被写体を追わなければならない時もあります。
このような突発的な動きに対処するためには、撮影者の被写体の動きを予測する為の経験値と直感、それとしっかりと現象を追うことが出来る「技術」がなければなりません。
今回は、このような人間の予測不可能な動きをキャストさんに再現して頂き、思う存分練習した次第です。
写真に写っている生徒のAさんは、美しい撮影フォームから見ても分かります様に、かなりカメラを扱うことに慣れまして、もうJVSAの授業に参加しなくても大丈夫というレベルまで上がっています。
ゴルフやスキーなどはフォームが重要になってきますが、撮影も撮影に的したフォームというものがありまして、Aさんの様に美しいフォームがとれるか、とれないかで撮影者の技術レベルは大体分かります。
Aさんは残り1回の撮影実習がありますが、後は自身にて反復練習を行い、技術レベルを上げていくのみです。初心者コースを終えられた生徒さんで、まだ覚え足りないと感じられた時は、ステップアップコースを受講されることをお勧め致します。

撮影実習

校長の能勢です。
初心者コースも早いもで、4回目を迎えてしまいました。
この日は簡単な座学を行った後、カメラの撮影前準備を行い、その後は屋外に出向いて 基本的なカメラのオペレ−ション講習を行いました。
生徒さん達は キャストさんの動きを何度か撮影していくうちに、カメラの操作が上手になっていくのが分かりました。
今回使用しているビデオカメラは、SONY PD-150とZ1Jの2機種ですが、カメラは時間をかけて使えば、慣れていくので、カメラ初心者の方はまずは携帯電話のように機械を使いこなすことが重要になります。
それと、講習で使用している三脚は、リーベック、ダイワ、ハトラーと精度の全く異なった機材を使っています。
これは、今後 生徒さん達の撮影技術が向上していくことを踏まえて、機材も換えていかなければならない事を想定しています。初心者の使う機材、プロの使う機材の違いを感覚として実感して頂き、撮影機材、撮影技術、感性、撮影哲学等の色々な要素が、映像制作では加味されている事も講習では伝えています。
次回も一日中 撮影実習となります。この時期 日没が早いので、夕方遅くまで撮影が出来ないのが残念ですが、中身の濃い講習を行いたいと思っています。