ステップアップコース撮影実習
校長の能勢です。
ステップアップコースの撮影実習、今回は多摩川河川敷にて人物の動きを追う 練習を行いました。
劇映画等は、被写体の動きはある程度最初から決まっておりますが、ドキュメンタリー撮影における被写体となる人物の殆どが、撮影者が予測出来ないような突発的な動きをします。
遠くから歩いてくる、立ち止まる、振り返る、座る、立つ、何かを手に持つ、手の上の何かを見つめる等、カメラは何時もその動きを追わなければなりません。また移動を頻繁に行う人物や、移動距離の長い人物を追わなければならない時は、手持ち撮影によって被写体を追わなければならない時もあります。
このような突発的な動きに対処するためには、撮影者の被写体の動きを予測する為の経験値と直感、それとしっかりと現象を追うことが出来る「技術」がなければなりません。
今回は、このような人間の予測不可能な動きをキャストさんに再現して頂き、思う存分練習した次第です。
写真に写っている生徒のAさんは、美しい撮影フォームから見ても分かります様に、かなりカメラを扱うことに慣れまして、もうJVSAの授業に参加しなくても大丈夫というレベルまで上がっています。
ゴルフやスキーなどはフォームが重要になってきますが、撮影も撮影に的したフォームというものがありまして、Aさんの様に美しいフォームがとれるか、とれないかで撮影者の技術レベルは大体分かります。
Aさんは残り1回の撮影実習がありますが、後は自身にて反復練習を行い、技術レベルを上げていくのみです。初心者コースを終えられた生徒さんで、まだ覚え足りないと感じられた時は、ステップアップコースを受講されることをお勧め致します。